渋谷区の子育て事情

渋谷区の子育て事情渋谷区は都内3大副都心の1つである渋谷を中心に、表参道、代官山、恵比寿など都内の中でも有数の商業地を多く持つ区です。
商業地が多いゆえにあまり子育て等の環境が整っていないかと思われがちですが、渋谷区には広尾や松涛をはじめとする有名な住宅街も多く存在しているためか子育て支援・サポートは充実しています。
実際に、過去は出生率最低でしたが、近年少しずつですが出生率は伸びてきています。
そんな渋谷区の子育て事情を見てみましょう。

※本データは、2014年5月30日現在のものです。詳しくは渋谷区役所までお問い合わせください。

妊婦さんのための育児手当

渋谷区の妊婦さんのための育児手当には、妊婦健康健診の際に公費負担で妊婦診査を14回受けることができる制度や、妊娠時や出産時に里帰り際にも妊婦健康検査に対し助成される制度等があります。
これら以外にも、妊娠高血圧症候群などの疾病の入院治療に要した医療費の一部を助成する「妊娠高血圧症候群医療費助成」制度などがあります。

妊娠検査/超音波検査	里帰り出産	妊娠高血圧症候群等の医療費助成
妊婦健診　14回超音波診査　1回	実家に里帰りをしても助成を受けることができます。	入院治療に要した医療費のうち、医療保険内診療分の自己負担額（食事療養費を除く）が助成されます。

出産後のご家族のための子育て手当

渋谷区では、出産時の経済的負担の軽減のため「ハッピーマザー出産助成金」として、1人の出産につき80,000円が助成されます。
また、中学校修了までの子供一人につき年齢に応じて10,000円～15,000円支給される児童手当、児童育成（障がい）手当、特別児童扶養手当などの手厚い手当があります。

ハッピーマザー出産助成金	児童育成（障がい）手当	特別児童扶養手当
妊娠12週を越えて出産し、出産日の3か月前から申請日まで継続して住民登録がある方に、1人の出産につき80,000円の助成。	身体障がい者手帳1～3級程度、愛の手帳1～3級程度、脳性まひ・進行性筋萎縮症の児童の養育者に児童1人につき月額15,500円支給。	身体障がい者手帳1･2級程度、愛の手帳1～3級程度、精神に一定の障がいがあり、日常生活に制限を受ける等の児童の養育者に児童一人につき特児等級1級　50,050円、特児等級2級　33,330円を支給。

子どもの医療費手当

渋谷区では、区内在住で健康保険に加入している子どもの医療費（保険内診療の自己負担分）を助成する「子ども医療費助成」の他、多様な医療費助成を行っています。
「養育医療・育成医療による医療費助成」、「子どもの慢性的な病気の医療費助成」、「病児・病後保育利用料金の助成」など

養育医療による医療費助成	育成医療による医療費助成	病児・病後保育利用料金の助成	慢性的な病気の医療費助成
医師が入院を必要と認めた場合や出生時の体重が2,000グラム以下の場合、指定医療機関に入院すると、保険内診療の自己負担額を助成します。	18歳未満で体に障がいを持っている方、または手術などによって障がいの改善が見込まれる場合に、指定医療機関で治療を受けた保険内診療の自己負担額を助成します。	お子さんが病気やケガで保育施設に登園できない場合、仕事があるなどの理由で、ご自宅でベビーシッターなどのサービスを利用した時に、その料金の一部を区が助成する制度。	18歳未満で、次の小児慢性疾患や小児精神病（入院のみ）にかかっている人に、保険内診療の自己負担分を助成します。

私立幼稚園通園補助金

渋谷区では、幼稚園教育の振興と充実を図るため、通園している園児の保護者に、負担された入園料および保育料の補助をしています。
入園助成金は、園児1人1回限り、4万円(限度額)を助成します。
保育料の補助金に関しましては、下記の表をご覧ください。
（※金額は月額、子区分は第1子とします。）

私立幼稚園保育料補助金	支給額（在園時1人につき）
非課税となるご家族	月額：13,700円
区税所得割額：77,100円以下	月額：12,000円
区税所得割額：211,200円以下	月額：12,000円
区税所得割額：256,300円以下	月額：12,000円

ユニークで、便利な子育て手当

渋谷区ではほかにも、乳歯のむし歯予防に役立てていただくため、渋谷区歯科医師会協力歯科医療機関で利用できる「幼児の無料フッ化物塗布券」の郵送や、妊婦さんやパートナーを対象に、これからの子育てのための「パパ・ママ入門学級」なども開催しております。
助産師・産科・小児科・精神科の医師への相談会や、助産師や保健師、看護師が自宅に訪問しケアや相談指導を行うなど、生む前も生んだ後も手厚くサポートしてくれます。
詳しくは渋谷区公式ホームページをご覧ください。