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RC造

柱、梁、床などの主要な構造部分を、鉄筋とコンクリートとで構成した構造のこと。
英語のReinforced-concrete(補強されたコンクリート)の略称である。鉄の容易に破断しない粘り強さ(靱性)と引っ張り力(引張強度)と、コンクリートの圧縮力という二つの長所を生かした建築法で、木造のものに比べて、かなり強固で揺れに強い構造である。
鉄を主な材料とする棒状に加工した鉄筋の曲がる性質を、コンクリートで鉄筋の周囲を固めて曲がらぬように抑え、その一方でコンクリートの曲げや引張強度など、脆い部分を鉄が補うことで互いの弱点を相互補完するのである。また、コンクリートはアルカリ性なので、鉄筋が錆びるのを防ぐ役割もある。その他にも耐火性、遮音性に優れているというメリットがある。また重量が比較的重いため、中高層の建物に多く見られる構造である。

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