賃貸のタウンハウジング > 用語集 > アスベスト
蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然石のこと。
ちなみにアスベストというのはオランダ語で、和名では石綿ともいう。
アスベストの繊維1本の細さは大体髪の毛の5,000分の1程度の細さである。
耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ安価であるため、 「奇跡の鉱物」として重宝され、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等、様々な用途に広く使用されてきた。
しかし、作業や工事など高濃度のアスベストが飛び散ることによって、長期にわたって特定の作業者や住民が大量のアスベストを吸い込むことが、肺がんや中皮腫の誘因となることが指摘されるようになり、現在では使用は控えられるようになった。
また、建築物の壁などに断熱材などとして吹きつけられた繊維状の飛散性アスベストについて、壁から剥離しない状態で赤外線によって短時間で加熱することで溶融無害化する技術が産業技術研究所から2008年に発表され、実用化が期待されている。