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カーシェアリング

特定の自動車を複数の会員が共同で利用するサービスやシステムのこと。
利用者は自分の自動車を所有せず、会員になって必要な時にその団体の自動車を借りる。共有することで、自動車本体の価格、自動車税、駐車場代など、あらゆる費用を軽減できる。

このシステムはスイスで生まれ、現在ではアメリカ、ヨーロッパなどに広がっている。利用者はインターネットや携帯電話で予約ができ、予約時刻になれば会員証等を装置に差し込むなどして無人の駐車場で貸し出しを行う。

月会費のほか利用料金がかかるが、利用時間はレンタカーよりも細かく設定されており、15分単位で利用できるものも多く、買い物など短時間利用したい場合などに適している。

駐車場を確保することが困難であることや、燃費の高騰などから、自家用車を所持するよりもリーズナブルであるため、日本でも近年徐々に広まってきている。そのため「カーシェアリング付きマンション」として、このサービスを導入する新築分譲マンションも出てきた。

駐車場が敷地内や至近距離にあること、利用者が同じマンションの居住者に限られているため、安心感も高い。また管理組合が運営する場合、一般的には企業が運営するものより利用料金が安いことが多い。その他にも、環境対策という意味でも注目されているサービスである。

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