賃貸のタウンハウジング > 用語集 > サイアミーズコネクション
消防隊専用栓である連結送水管の取り付け口に設けられた二つの送水口の別名。
消防法では地上7階建て以上の建築物には連結送水管設備の設置が義務付けられている(施行令29帖1項一号)。高層建築物の火災時には、はしご付き消防車から注水して消火作業を行うが、この際高層建物部分にホースを持ち込むのに時間がかかる場合や構造上難しい場合などがある。
そこであらかじめ消防ホース数本分の堅管を建築物内に設置して各階にも送水口を設置しておく。これにより消防隊は現場に到着後直ちに建物外部に取り付けられたサイアミーズに消防車などから水を送ることで各階の放水口にホースをつないで消火活動が行えるようになる。
このサイアミーズコネクションの語源はシャム双生児である。通常、道路側に面した外壁に、50〜100cmの高さで取り付けられる。露出型、埋め込み型スタンド型など様々なものがあり、双口に加えて単口のタイプも存在する。